初日に必要なことから
説明のための例出勤時の連絡、使う場所、端末への入り方、困ったときの窓口など、初日に使うことを先に選びます。将来必要になる細かな制度まで同じ時間に詰め込むより、後から正式な案内へ戻る方法も一緒に渡します。
説明用に、業務システムへ初めて入る場面を考えます。担当部署の名前を伝えるだけでなく、案内された方法で利用できるか、できない場合に誰へ連絡するかまでつなぎます。説明を聞いたことと、仕事を始められる状態になったことを分けるためです。
教える人を、内容ごとに決める
会社の制度、部署の仕事、個別の作業では、説明できる人が異なります。新人に担当探しを全て任せず、内容ごとの窓口と、迷ったときの最初の連絡先を示します。主担当が外出している日の代わりも、受ける側と合意しておきます。
引き受けた先輩の予定にも説明時間を入れます。通常業務を全て持ったまま、空いた時間に教える計画では、忙しい日の説明が後ろへずれます。管理者は新人の予定だけでなく、教える人の仕事の調整も準備に含めます。
複数人が教える場合は、手順が違っていたときの相談先を決めます。新人へ、経験の浅い段階からどちらが正式か判断させないためです。個人の工夫と、会社として守る手順の違いを、説明する側で整理しておきます。
見た後に、一件やってみる
説明の後には、本人が手を動かせる小さな仕事を用意します。必要な教育や権限が整った範囲を選び、練習で顧客への送信や本番の変更が起きないようにします。いきなり一人で完結させることを、一週間の共通目標にしなくて構いません。
途中で止まったときは、言葉が分からないのか、資料がないのか、判断を頼む相手が分からないのかを聞きます。同じ「できない」でも、次に補うものが違います。本人の能力を決める前に、用意した説明の不足へ戻れます。
週の終わりに、次の入口を残す
一週間の終わりには、触れた仕事、もう一度説明してほしいこと、まだ機会がなかったことを分けて話します。扱っていない仕事を未習得の問題に数えないようにします。本人が話しにくければ、作業した一件を見ながら振り返れます。
翌週に誰と何をするかを決め、担当者へも伝えます。新人だけが予定を知っている状態にしないことが大切です。最初の一週間で全てを教えるより、分からない場面から次の人と資料へつながれる入口を残します。